自分の住んでいる地方で反日デモがあった。日本のニュースで伝えられている内容なんてほんと糞ほどでもないような感じを受ける。日中記者協定が邪魔しているのは判るがね…
実際都市部のデモは至って安全なようですが。この地方都市(田舎か?)の暴動は破壊、略奪の限りを尽くされていた。
駐在を開始して3年半、中国に住んで4年半、初めての経験である。
デモは9月15日午前10時に起きた。事前情報を仕入れいて土曜だが出勤予定としていたが皆休んだ。前日夜に知り合いと日式カラオケに呑みに行ってきた。ママさんとは故意にさせてもらって早3年。今回の暴動で被害の対象にもなっている。チーママさんたちとも「明日危ないから出歩かないでね」と気遣いあったり、「デモを見に行ってくるけどもしあっても話しかけないでよ」と冗談を言っていたが彼女たちを被害の対象にするわけにもいけないのでそれは当然のことである。
当日の15日は相当歓声がすごかった。10時5分頃自分の住んでいるマンションの小区周りで「ワー!!!」という歓声が聞こえてくる。この時知らなかったが友人がデモ行進に混ざっていたらしく帰ってきて聞いた。最初の方は行進だけな為危険な状態ではなかったとの事。
友人は反日ではなく状況観察という事で参加です。
歓声も遠のいた為ルートを進めてやり過ごしたかなと思っていたら12時過ぎにまた聞こえだし4時頃まで止まなかった。
自分はとりあえず自宅で様子見という事で微博とTwitterを駆使して情報収集。まぁ人民の醜態がわんさか写真で出てきますわ。同じ中国人が経営している日本料理屋を壊す暴徒。
その自分が住んでいる小区周りは日本食屋と日式カラオケ屋さんばかりで20件ほど有るだろうか。これがすべて被害を被っている。当日の夜知り合い宅に食事をよばれる為に歩いてみると公安が張っており外で弁当を食べていた。食事を終え帰宅するときは影も形も無かった。
ボロボロに店を壊して喜んでいる中国人、ボロボロになった店を見て泣いている中国人。壊し足りないから明日また壊しに行くからと公安から電話
最低である。深センの方では携帯のSMSにて深セン市政府名でデモに参加するようにメッセージが送られたようです。
※その署名が嘘か本当かはわかりませんが
日曜も昼から夜まで知り合いの家に居候させていただき食事の世話をしていただいた。気遣いしていただき有りがたい。その時に日式カラオケのママさんや知り合いの中国人たちから安否確認のメールやらやり取りして無事な事を確認でき皆安堵していた。
この土日は本当に退屈な休日を過ごした。食事を外に食べに行く事も出来ず、知り合い宅の家で手料理をごちそうになる始末。
ちなみにデモ中は微博上で「デモに参加する我が店の勇士!」だとか破壊した日本料理屋をのせ「ざまぁ見ろ中国国旗を立て中国に媚らう」等々騒いでいたくせに日曜になり「昨日の破壊行為はやり過ぎだもっと理智的に行動を」だとか「非暴力で訴えよう」とか同じ人物が言っているのを見て吹いた。
しかもその内容の腐ったつぶやきは日曜確認すると消えていた。
自分で消したのか消されたのか知らないが…
微博を見ていると人物がアップで撮られたような写真は複数見られた。しかもそれがRTという形ではなく各人UPしている。RTであれば「その写真がUPされたコメントをRT→送信」で済むのに、再UPとなれば「その写真を保存→自分のコメント入力→写真添付→送信」という行為になる。なぜそんな面倒な行為をしているのか?
日曜になるとその破壊系のコメントは一切見られなくなり(本当に少なくなった)逆に「破壊行為は止めよう」系の文面がUPされだした。しかも文面が似通っている。また一時携帯の電波が悪くなったり、SMSで有る文言が入っていると送信失敗したり等々も有りました。
デモ写真が面倒な方法を取ってでもみな同じな事、抑制メッセージが似通っている事などどうしてなのかは汲み取ってほしい…
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