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昨年のiHome騒動で海外在住者は日本の番組を見られる環境を再認識したが、業者提供はいつ規制されるかに怯えて生活をしないといけなくなった。
そこで別の手立てでロケフリのシステムを自前で揃える方法を紹介したが、このロケフリにも思わぬ罠が待ち構えているので紹介したいとおもう。
ロケーションフリー(通称ロケフリ)は日本のテレビを外出先の端末で視聴するシステムのことだが、構築には機器を自前で揃えなければいけない。
その機器はいつまでも使えると淡い期待を抱いていると痛手を負うことに…
映像配信終了、生産完了で機器には消費期限があるのか
今までロケーションフリーを導入するに辺り実家に設置している機器は
- 【未稼働】IO DATA社 ボルカノフロー
- 【未稼働】IO DATA社 Slingbox
- 【稼働中】IO DATA社 HVTR-BCTX3
- 【稼働中】SONY社 Nasne
これだけの機器を買い揃えている。ただの機器オタクの成れの果てのようだ。今メインで使用しているのはsonyのnasneを使っている。
これらの映像配信をするために購入した機器に消費期限がある。と言われるとどのような感想を持つのだろうか?
ボルカノフロー サービス終了の報
映像配信としては最古参のボルカノフロー、元々海外メーカーの機器をIO DATA社が輸入販売元として日本国内のサービスを請け負っていたが先日届いたメールには以下の様に記載されていた。
ご愛用いただいておりますボルカノフローですが、以下日時をもちまして、テレビ映像配信サービスを終了させていただく事になりました。
<テレビ映像配信サービス終了日時> 2017年2月28日
以降につきましては、外出先やご自宅などでテレビの視聴が出来なくなります。サービス終了に伴い、お客様には大変ご迷惑をおかけすることを深くお詫び申し上げますとともに、2011年にサービスを開始してから、多くのお客様にご愛顧いただきましたことに心から感謝申しあげます。
2011年からサービス開始して実に5年で映像配信が終了となった。2017年にはボルカノフローはただの箱。つまりゴミとなる。
PS VITA TVが出荷完了
こんどはPS VITA TV出荷完了の情報が…
参考元:PlayStation Vita TVが2月末に出荷完了。「一定の役割は果たした」
ただしこちらは映像配信側の機器ではなく、受信側なので、スマホ、パソコン、プレイステーションなどで代替えが出来る。
nasneも息の長い製品でそろそろ機器回りのアップグレードを計ってくるかもしれない。
ただしnasneはB-CASカードを内蔵するタイプなので映像配信システムが無くなってもチューナー、NASとして使用出来るのでゴミにはならない。
NAS機能とは家庭内ネットワークに接続すると写真、動画、ファイルなどをスマホ、パソコンから共有出来る機能
まだ製品リリースしたばかりのHVTR-BCTX3は安心か
IO DATA社が昨年リリースしたばかりの「HVTR-BCTX3」に関してはさすがにまだそういったウワサは流れてこない。
ただしこの製品もB-CASカードを内蔵するタイプであるためゴミにはならないだろう。
ロケーションフリーを構築するときは目的外機能にも考慮しよう
上記のようにロケーションフリーを構築したが映像配信が止まったためゴミになったでは目も当てられない。そこで他の機能を見て総合的に使いやすい物を選ぶ基準にしてはどうだろうか
IO DATA社 ボルカノフロー
チューナー機能:無し、B-CASカード未装着
定期機器認証作業:必要なし
目立った機能:いっさい無し
IO DATA社 Slingbox
チューナー機能:無し、B-CASカード未装着
定期機器認証作業:必要なし
目立った機能:いっさい無し
IO DATA社 HVTR-BCTX3
チューナー機能:有り、B-CASカード装着
定期機器認証作業:必要90日毎
目立った機能:HDD搭載、レコーダーとして使用可能
SONY社 Nasne
チューナー機能:有り、B-CASカード装着
定期機器認証作業:必要90日毎
目立った機能:HDD搭載、レコーダーとして使用可能 / NAS機能有り / プレイステーション機器との連動
最近のメーカー製ロケフリ機器であればゴミと化すことは無いので注意は必要なくなっているが、楽天などで見られる1万円未満で購入出来る機器にはチューナー機能が無く注意が必要なものもある。選ぶポイントの「チューナ機能有り」は最低限死守したい。
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