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蘇州では2016年現在地下鉄は1号線、2号線だけとなっているが、路面電車も1本通っている。今回はこの路面電車を乗ってみたので紹介してみたい。
蘇州の地下鉄は1号線は新区-旧市街-園区間を東西に横断、2号線は旧市街を北南に横断している。そして今回紹介する路面電車は新区から蘇州郊外にある太湖付近を結ぶ路線として展開されている。
路面電車の乗り方は
路面電車への乗り方は蘇州新区にある地下鉄1号線「蘇州楽園駅」から直結されている。地下道を通り路面電車駅にアクセスできるようになっている。
この路面電車は道路の中央を走行する形になっているので、歩道から乗車口までは地下道を通ってアクセスする事になる。
地下道を抜けると方向により左右の乗り場から乗車する事になるが、乗車口には「上客区」と表示されている場所から乗り込む。
下車口とは完全に分けられているので注意が必要だ。
路面電車での運賃支払い方法
蘇州に住んでいる方は「市民カード」と呼ばれる交通カードを持っているとカードをかざすだけでよい。このとき係員が近づいてきて操作方法がわからない場合指南してくれる。
現金での支払いの場合は係員に支払いをおこなうと良いかとおもう。
乗車料金は距離に応じて2元区間と3元区間に分けられているが、「市民カード」を使うと割引料金が適用される。
3元区間を乗車したときには2.1元であった。30%OFFの料金が適用されるようだ。
路面電車の車内の風景
シートはバスと変わり無くプラスチック製のシートで座席数は余り多くない。車両は2両連結で途中90度に曲がるときも難なく走行していた。
利用日当日は天候が良くなく利用客は多くなかったのですが、運転手は2名体制、社内に係員1名が待機しておりコストがかかっているように見える。
路面電車で行ける場所とは
蘇州楽園から西方に向けて走行し、郊外にある太湖近くまで伸びている。沿線上には自然公園などしか無く、蘇州市民は車を持っている事を考えると利用客は限られてくると思う。
と言う事はよく利用する路線にはならずに単発利用で利用客も余り見込めない状況で、話題性以外に利点が見えない事になる。
ちなみに蘇州唯一の遊園地「蘇州楽園」が有料施設のみ路面電車沿線上に移設するとの情報があり、移設されれば利用客が増えるかもしれない。
地下鉄に比べて地上での乗車待ちなので天候に左右される待合は厳しいものがあります。
日本の様に待合室というものが設けられていないため野ざらしでの乗車待ちがつらい季節は利用が厳しい感じがしますね。
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