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ニュースでは日本が大寒波とのことですが、ここ蘇州も大寒波にみまわれている。なんでも30年に一度の大寒波だそうだ。今回は蘇州の状況をお知らせしたいとおもう。
中国は日本ほど暖房設備が整っていないため寒いと本当に寒い!工場の床などはコンクリートなので底冷えがひどく、暖房を入れていても足の指先が悴んでしかたがない。
そして今回の大寒波。本日も出勤日なのだが工員も数名出社出来ずにいてる。ニュースでは30年に一度の大寒波とウワサされている。
しかし蘇州に長く住んでいる方はご存じだろうが、8年ほど前に積雪がひどかった時期がある。そのときは50年に一度の大寒波と言われたそうだ。
なんでも誇大広告を打てば良いというものではない(笑)
大寒波そして蘇州に雪が降り出した
今回の大寒波の影響で雪が降り出した。実家の四国では気候が温和な地域のために雪を見る機会は少ない。毎年スノーボードに行っていたので雪が物珍しわけではないが、それでも以前まで亜熱帯の広東省に赴任していたこともあり雪自体を見る機会がなかった。
警報に次ぐ警報、物流の遅延もあり
今回は寒潮警報に道路凍結警報が発動されている。
日本であれば積雪がない地域でも雪の対処の仕方はなんとなくわかるだろう。車はスタッドレスタイヤに履き替えて、自宅まわりの除雪をおこなってという事を。市の対策も除雪車を走らせるなどある種システム化されている。
しかしここ中国で、しかも雪が降らない地域ではそんな対策などいっさい無い。従って交通機関が容易に麻痺するのである。8年ほど前の大寒波の時は上海から飛行機が飛び立たないと言う事で、搭乗予定の中国人がカウンターを乗り越えて地上職員に殴りかかると言う暴動まで起こったそうだ。
今回の大寒波ではそこまでひどくなっていないのは幸いしているが、自然の驚異を知らずに育つとどうなるか恐ろしい一面が垣間見られる。
寒さがこたえてイヌも凍える
童謡の「雪やこんこ あられやこんこ」では犬は喜び 庭かけまわり?猫はこたつで丸くなるとあるが、中国のイヌは喜ばずに凍えていた。
こたつがないのが残念だが、ペットショップが閉まっており店先でプルプル震えながら扉が開くのを待っていたのはかわいそうだ。
朝目を覚ますと銀世界が広がっていた
窓の外を眺めると屋根屋根に雪が積もっている、こんな光景は珍しい。ただし8年ほど前の積雪は写真を見せてもらったがもっとひどい有様だった。
10センチほど積雪していただろうか、道路も凍結した上に雪がのっている状態で非常に危険な状態だった。
蘇州園区の有名なズボン型ビルの上にも積雪がしている珍しい光景だ。ただしPMの数値がぐっと抑えられたため景色が遠くまで見て取れる。
寒いから石炭を焚いて空気汚染がひどいのかなと思ったが、そうでもないようだ。
週末は外出を控えた方が良いレベルの寒さだ
今日は仕事の関係で仕方なく出社しているが明日はもっと寒くなるようだ。最高気温が氷点下4度とは身体にこたえる寒さだ。こんな寒さでは電動バイクで出勤も出来ないので公共交通機関を使って移動した。ちなみにこの寒さで工員も数名休暇をとっている。
この寒さは来週も続くようだが春節帰国前には収まって欲しい。飛行機が飛ばない為暴動に巻き込まれるなど勘弁願いたい。
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