春節休暇を終えて蘇州に帰任してきました。まいど上海からは高速バスを駆使して蘇州入りしています。高速バスを蘇州園区で降りて自宅のマンションまでタクシーを拾って帰るのですが、今回遭遇したタクシーのお話しを紹介したいと思います。
日本からの荷物はトランク2つとリュック、結構な重量です。高速バスを降りると同じく中国人たちも降車してタクシーの取り合いになるのです。
疲れているからとりあえずタバコで一服します。時間にして5分ほどでしょうか。
タバコを吸い終わるとタクシーを探しますが運良く通ればすぐ捕まりますが、運が悪いとなかなか捕まりません。
最近の中国はタクシー不足というか、一般人もバンバンタクシーを利用するので捕まらないことが多かったりします。
裕福になってきたのか昔とだいぶ変わりました。
今回は運良くタクシーがすぐ捕まりました。そして運転手さんが「空港から帰ってきたのか?」と聞いてきます。
トランクを持っているのでバレバレですね。そして話しをしていると言葉の訛りからかやはり日本人とばれます。
最近は少なくなりましたが敵意をむき出しにする人もいるので細心の注意を払いながら会話を進めなければいけません。
今回は問題無く会話が進んでいったのですが運転手さん良く喋ります。そして話しはタバコの話しになりますがやたらと日本の七星(チーシン)を褒めちぎります。
タバコを吸わない人はわからないかもしれませんが日本で売られているマイルドセブンを中国語で七星(チーシン)と言うんです。
でも日本ではセブンスターというタバコもあります、普通はこちらが七星(チーシン)だと思うのですが、なぜかマイルドセブンを七星(チーシン)というのです。
私の中では中国の謎の一つに挙げられています。
そして運転手さんが「七星(チーシン)持ってるか?」と聞いてきました。もちろん関西空港の免税店で2カートン買ってきているので持っています。
なんとその運転手は運賃いらないから1箱欲しいと言ってきました。
面白い人だなぁと思い1箱を渡しましたが、降車時にもう一箱渡しました。新年快乐なので红包がわりにプレゼントしました。
一応運賃も払おうとしたのですが「いらない」と断ってきたのでこれでおしまいです。
自宅までの運賃13元、免税で購入したマイルドセブンが2カートンで5,000円ほど。
2箱を渡すと30元弱なのはここだけの話しです(笑)
中国でタバコがもたらしたプチわらしべ長者のお話しでした。
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