日記

39度台の高熱が続いた4日間、中国で死にかけて再認識した大切なこと

この記事の目次

39度台の高熱にうなされて久しぶりに参りました。数日前から風邪の前兆が有りお休みをしていたのですが、まさかこんな結果になっていくとは思いませんでしたので今回はそのお話しをすこし。

まず風邪の予兆を感じられたのが3月3日の午後からです。わかりやすいように時系列で記事を書いていきますね。

3月3日 あれ?少し体調が…

ちょうど来客が午前中対応を終えて、昼からゆっくりしようかなぁと思ったときに少し寒気がしました。
連日雨が降っていたので外気も寒かったため冷えちゃったかなぁ?と思っていたのですが…

帰宅して一応体温を測ることに。そのときすでに38.4度です!
3/3の体温
とりあえず薬を飲んで早めに就寝。

3月4日 一日病欠休暇で静養する

風邪薬を飲んで寝て、食事をしての繰り返して1日を過ごしました。
早朝時にはかった体温は昨日と同じ38度台
3/4早朝の体温

夕方からはかった体温はなぜか上がって39度台…
3/4夕方の体温ここから悪夢のような日々が始まりました。

3月5日 とりあえず病院へ

さすがに熱が下がらず上がっていくのはおかしいし、39度台なんて考えられないので病院へ。
会社で契約している海外保険が使える病院へ行きました。飛び込みで行ってもすぐ対応してくれます。

熱が出ててしんどいです!

喉を見るなり「あぁ腫れてますね」おわり
え?何、終わり?検温は本人から聞いたのを書いただけ?聴診器は?点滴は?

ていうか「点滴打ってください!」

中国って風邪でも何でもすぐ点滴打つんですよ、でもこれがなぜだか知らないんですけどすごく効くんですよ。それで点滴打って欲しいとお願いしたのですけど薬だけで良いって結果断られました…

家に帰り食事をしました、薬飲みました。さぁ検温をしようかなぁ
3/5の体温熱冷ましを飲んだから37度台まで下がったかぁ、良かったこのまま下がってくれると良いなぁ…
昼寝を開始して夕方起きるとまた身体がしんどい。

体温また39度台になっとるやないか!あのヤブ医者が!

仕方ないので今日とは別な病院を明日行ってきます。
※海外保険が自己負担払いで後に申請して振り込み対応出来る病院のため、ちょっとめんどくさかったりするんですけど命には変えられん、いやそんな金めんどくさかったら自己負担でも構わないし!! 1,2万なんかケチって死にとーない…

3月6日 九龍医院へ

蘇州園区では一番大きくて有名な病院。以前出張者が肺炎でしんどそうにしてたときにも自分が無理矢理連れてきて検査させて入院させた病院。
当時の記事:


自分の中でこの病院ならしっかり見てくれると読んでいる。
九龍医院VIP一般外来で中国人たちと一緒に並んでいたけど、だんだんめんどくさくなり、200元高くなるぐらいなら構わないとVIP診療の方へ行く。

中国では「通常診察」と「VIP診察」2種類の受付がある。通常診察で有れば安く済ませることは出来るが待ち時間が1時間とかはざらである。日本と変わらないですね。VIP診察であれば待ち時間ほとんど無しで診察してくれて座っているだけで親切にいろいろとしてくれる。その代わり200元多めにとられる。
※それ以外にも薬代や見えないところに割増料金を入れられているとは思うけど
ちなみに海外保険で使える診察は全てVIP診察扱い、つまり並ばなくて良い。いや日本人だらけの病院は日本人患者を待たなきゃいけない時があるけど…

採血、検診、検温、問診してくれてサイコー!あ、これが普通なんですよね。体温高いのでアスピリンを処方してくれました。
日本だとタミフル処方してくれますが、自分の場合インフルエンザかどうかわからないので処方しなかったのかもしれません。また薬事法もあって規制薬物指定されているかもしれないとかいろいろ有りますから、自分から「インフルエンザだ、タミフルくれ!」とは言いませんでした。

名前、効能を知っている薬(アスピリン)を今回処方してくれただけですごく安心感が違いました。

診察中にアスピリンも飲んだことで37度台に下がったため身体が大分楽になりました。
血液検査の結果から点滴の薬を用意してもらって点滴を打って帰宅です。
点滴診察料金は626元でした。(2015年3月8日レートで約1万2千円)
※問診、血液検査、点滴1本、処方薬

家に帰ってまた体温が39度台に上がってきました。またか!と思いましたが食事後薬を服用して療養していると夜には37度台までに下がっていました。
3/6の体温

3月7日 やっと39度台から抜け出ることが出来た

朝起きるとすごく目覚めが良かったです。体温も37度台前半だったので気分的にもすっきりしています。
3/7の体温この日はもう解熱剤は飲用せずに通常の薬だけで過ごしました。

そして本日すでに平熱である36.6度をキープしております。

今回高熱続きで感じた海外での病院のかかりかた再認識

海外に居る人って駐在員、駐在妻、留学生、旅行者そんなところでしょうか。まさかとは思うけど海外保険に入っていないとか無いですよね。
駐在員は会社が負担してくれるので良いかと思います。留学生や旅行者は費用の面で入っていない人が居ますが結構心配ですよ。

現地到着後、海外保険の連絡先に連絡して繋がるか確認する

笑い話では無いんですけど、会社で契約してくれている保険会社の中国事務所の連絡先フリーダイヤルですが、パンフレットに載っている番号は使われていませんでした。日本に問い合わせしてもその番号を案内されるだけで「は?どないなってんねん!!」って思いましたが、無料通話の番号が使えない番号となっており、有料通話の番号が繋がりました。それからは毎回その番号でかけています。ちなみに有料通話番号はパンフレットに記載無し。
自分が病床で苦しんでいるときの頼みの綱に電話をかけると繋がらない恐怖ってわかります…?

周りの人が入院したときにどこに入院したか、病院の評判を聞いておく

日本人のタチの悪い習性なんですが、海外でも日本人だけのコミュニティー内で生活しようとするんですよ。なので情報も偏ってしまう事が多い。海外へ出ているのに日本人のコミュニティーだけで生活していて悪くは無いですけど、本当の助けが必要なときに必要な力ってその国の人の力です。
周りの中国人の人が入院することになった場合「どこに入院した」とか「どこが良い」などの評判を聞いておくと良いです。
あ、ちなみに九龍医院の評判は「診察代高い」です(笑)まぁそれ以外の悪い噂が出てこないでいるのも総じて良いという事です。

実際に病院に行ってみて受付のしかたを写真等で記録しておく

ぶっつけ本番、しかも高熱で意識朦朧としている中で。そんな状態でいくら中国語しゃべれる人でもうまく手続き出来ませんよ。不安なら中国人の知り合いに手伝ってもらって事前の手順を教えてもらって行くと良いです。それをスマホで写真に撮って記録しておくこと。
ただし保険会社で斡旋してくれる病院は通訳さんを派遣してくれる、もしくは常駐している病院です。こういった病院へ行く場合は全て日本語で対応してくれるから楽です。もし自分の希望する病院が保険会社のリストに無い場合の話しで「どうしてもこの病院に行きたいんですけど」と保険会社へ頼み込んでみましょう。「診察費用は立て替え払いですが通訳の人を派遣しましょうか?」と引き受けてくれたりします。
後に通訳の人(=他の病院に常駐しているスタッフさん)から電話がかかってきて病院で待ち合わせをする事になります。後はこのスタッフさんが矢面に立って対応してくれるので任せておきましょう。

まとめ

食事処ってなぜ行きますか?おなかが減ったから、食欲を満たしたいから行きますよね?
病院ってなぜ行くのですか?怪我や風邪を治すために行きますよね?

  • 3/5に行った一件目の病院は診察終わってしんどい状態で帰宅しました
  • 3/6に行った二件目の病院は熱も下がり大分身軽な状態で帰宅しました

病院の本来有るべき姿ってどっちですか?

一件目を出たときに自分では「あっ、この病院あかんわ!」と思って二件目を考慮に入れていました。しかし薬の処方もしてもらっていたので一日待ってみましたがやはりの結果というか、待つだけ無駄だったかな。

海外にやってきて自分を守るために必要な医療は事前に確認さえすれば決して怖くありません。そのためにも事前準備として「連絡先」「かかり先」「交通手段」を準備出来るようにしておきましょう。

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