中国

中国政府が公認!?速度が速いSuperAccess VPNを契約してみたよ

この記事の目次

今回ひょんなところから中国のVPNサービスである「SuperAccess VPN」の存在を知った。このサービスはソフトウェアVPNではなく、ハードウェアVPNだ。使い勝手が良いので皆さんに紹介してみたいと思う。

SuperAccess VPNルーター

公式サイトはこちら

まずうたい文句がすごい!中国政府公認と書いてある。どういった意味なのか公式サイトを見てみると「海外取引を行う中国中小企業の業務円滑化の為に開発され、中国政府から許認可を受けた」とのこと、ほんまかいな??

本当に不自由ない世界に足を踏み出せるのか?ドキドキワクワクしながら予約、契約、設置を済ませ使用を開始したので使い勝手を紹介してみたいと思う。

SuperAccess VPNの予約をしてみた

ホームページから問い合わせを行います。機械(ルーター)は訪問設置をするので在宅時間に合わせて予約を取りました。仕事の関係で土日しか時間ないので土日でお願いです。予約時のメールアドレスに返信が帰ってきて電話番号を教えるとWeChatを通じてコンタクトがありました。

土曜の午前中に伺いますとのことで予約を確定です。

SuperAccess VPNの訪問設置に来てもらった

予約日当日、つまり今日です。この記事を書いているほんの数時間前に訪問設置に来ていただけました。担当者は中国人男性で日本語はすごく流暢な方です。今あるルーターにSuperAccess VPNのルーターを接続して完了です。

SuperAccess VPNルーター

▲左が今回設置のルーター、右はもともと使っているNETGEARのルーター

私の家は蘇州なので「上海から来たのですか?」と聞くと「無錫から来ました」と言っております。出張訪問ご苦労様ですと思いつつ他のお客さんは多いのか聞いてみました。

企業から設置依頼が多いようで個人の方も増えているとのこと。上海が特に多くて蘇州もそこそこ設置依頼がありますよと言っていました。

SuperAccess VPNで実際につながるのか確認してみた

▲VPN無しにYoutubeにつながる

▲VPN無しにYoutubeにつながる

機器を設置後担当者が接続確認をしてみてくださいというのでYoutube、FaceBook、Gmailを確認してみます。最初の読み込みは時間がかかりましたが、一度読み込まれると次回はキャッシュのおかげかサクサク繋がってくれます。す、すごい!ストレスフリーだ!!

あと注意点ですが機器設置後はアクセスポイントにパスワード設定されていません。意味が分からない、設定方法がわからないという人は設置担当者に「パスワードの設定をお願いします」と伝えてパスワード設定をしてもらうようにしましょう。そのままだと見ず知らずの人でも好き勝手に繋がる状態になるので。

料金は個人用と業務用で別料金

個人用と業務用の違いは接続台数が10台か20台かの違いだそうだが

  • 個人用:1,800元/年 10台まで接続可能
  • 業務用:2,800元/年 20台まで接続可能

とのことです。

▲手書き領収書発行

▲手書き領収書発行

ただし初年度の申し込み時に「エストリンク」と申し込み時に記載すると割引があります。支払いは現金以外にも支付宝(Alipay)などにも対応しています。

領収書も手書きのものがもらえました。

SuperAccess VPNの利点と欠点

SuperAccess VPNルーター

欠点

これはホームページにもしっかりと明記していますが、ハードVPNなので持ち運びができません。外出先でFacebookを手元のiPhoneでとはできませんね。こういった欠点を明記しているのも珍しいものです。日本の顧客心理をよく知っているのだと思います。

またVPNの接続先が固定ではないため日本のIPアドレスでしか見られないサービス「アマゾン プライムビデオ」「DMM」「Gyao」などが接続できません。

利点

ソフトをいちいち立ち上げて接続しなくてもVPN接続できる、つまり自宅に帰ってきてスマホがWi-Fi接続された時点からすでにVPNで接続されていること。

もともとのインターネット契約の速度によりけりですが接続速度が非常に高速であること。

有線、無線両方に対応していること。

実際の接続速度を見てみた

自宅のインターネット契約は中国電信の100Mプランで契約しています。VPNルーターと有線接続したパソコンからSpeedtest.netで速度計測をしてみるとほぼそのままの速度が出ています。

SuperAccess VPNルーター

訪問設置に来てくれた人からは「モデムがマンション1Fに設置するタイプなので共有回線でしょう。実際の接続速度はもっと遅いですね。」とのこと。新しいマンションであれば各部屋個別ラインのためもっとストレスなく使えると思いますと言っております。

確かにSpeedtest.netのスピードが出ている割にはYoutubeの読み込み速度はあまりよろしくないですね。こればかりは変えられないので仕方なしかな。

SuperAccess VPNはおすすめかどうか?

VPNの種類も増えてきたがハードVPNを手軽に設置できる点ではおすすめです。年間1,800元ということは月換算で150元である。月3回日本食屋で定食を食べる値段と変わらない。それで自由への一歩を踏み出せるのであれば安いものである。

ただしいつサービスが終了するかはわからないのでソフトVPNと併用で万が一に備えておくことをお勧めします。

また私はこの業者と一切関係はないので技術的な質問、問い合わせは公式サイトから確認をお願いいたします。もちろん苦情なんかは寄せないでね(笑)

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コメント

    • ひっしゃん
    • 2018年 2月 14日 3:43am

    私は2年前に会社を早期定年退職し、14年前に国際結婚した、上海出身の妻共々年に半年は上海、半年は日本で暮らしています妻は体調がすぐれず、家事などは私がしています。本題ですが、私は中国語が下手で、半年間の上海生活は、かなりストレスがたまります。上海の自宅マンションは最新のテレビとノートパソコンがあり、wifi 環境は問題ありません。先ず第1希望は、日本のテレビ番組を自宅のテレビで視聴したいということです。第2希望は、日本のyoutubeや、できればネットなどもテレビやタブレットや可能ならテレビ(50型)でも視聴したいということです。昨年はgreen というvpnのアプリを日本から持参したタブレットに入れてyoutube を1ヶ月半ほど見ていたのですが、突然視聴できなくなりました。中国政府の方針で、規制強化されたとのことでした。できることなら、最小の経費で、希望をかなえたいのですが、何とかいいアドバイスをいただけないでしょうか?また、日本でも妻は上海のテレビ放送を何とか視聴したいようです。現在は日本の自宅はケーブルテレビのJ:COMを契約して、CCTV大富を視聴していますが、もっと良い方法はないでしょうか?どうか、情報不足の私達に有益なアドバイスをお願い申し上げます。

    • アバター画像

      コメントありがとうございます。まずやりたいことは「テレビを日中両国で見たい」「中国のネット規制を突破したい」の2点を解消したいのですね。

      ■テレビを日中両国で見たい
      ・予算:300元/台ほど ※購入後の追加投資なし
      ・解決方法:タオバオで購入
      ・難易度:スマホやVPNの設定が出来るぐらいの能力があれば大丈夫
      奥様が中国人とのことでコミュニケーションに困ることないと思いますので手っ取り早い方法はタオバオで「日本电视盒子」と検索してください。
      出てきた商品のコメントを見ながら評価の良いもので、300元ほどの商品を購入します。
      購入前には店主に接続方法や視聴方法を確認してみてください。
      1台買ってみて使い勝手がよく問題なさそうなら、もう一台購入して日本に1台、中国に1台と置いておくと便利かと思います。
      この機械を通してみられる番組は日本のテレビ番組以外にも中国、韓国、香港、台湾と映りました。
      これは機械を購入したら継続で費用は発生しません。追加投資なしなのが魅力な代わりに規制が入ると映らない->タオバオ店に問い合わせ->アプリを切り替え作業という手間が発生します。

      ■中国のネット規制を突破したい
      ・予算:1800元/年 ※継続して費用発生
      ・解決方法:VPNルーターを設置してもらう
      ・難易度:技術者が設置してくれるので初心者でも問題なし
      http://escada-jp.com/superaccess-vpn/
      この記事にも書きましたがVPN設定済みモデムをレンタルしてくれる業者がいます。
      ホームページが消えていたので今でもサービス展開しているかわかりませんが
      連絡先を記載しておきます。
      > デジタル ライフパートナー
      > 厳  国棟
      > 携帯番号:186-7677-5191
      > Wechat ID: superplayer888
      日本語も完璧な人だったのでコミュニケーションも問題ないかと思います。
      中国自宅にいる中で快適に過ごしたいようなので一番良い方法はVPNルーターを設置してもらうのが簡単で楽です。
      自身が日本で設定して準備していったのに中国で使えなかった、使えなくなったではストレスがたまると思います。それなら中国内で業者が提供しているサービスを使うほうが結局安上がりで手間もかかりません。エラーが出ても即対応もしてくれます。
      年1800元、半年滞在なら月割にすると300元でしょうか。日本円で6000円弱ということはたばこか酒の量を減らすか外食を控える等で調整可能かとは思います。

      VPNサービスだけはどうしても費用を抑えることができませんが、これで解決できればと思っております。

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